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イギリス王室エリザベス1世が女王になるまでを描いた『王国の子』がおもしろい!ネタバレなし編

漫画大好き!にじのあめこです。

 

暇になったらしたいことは?と聞かれたら、

南の島よりも、

高級旅館よりも、

漫画をたらふく借りて1日中布団の中で読みふけりたい。

綺麗な個室マンガ喫茶に全てを忘れて3日くらいこもりたい。

どうも、私です。

 

ウツ漫画以外はなんでも大好きなのですが、最近特に、歴史系、古代系が好きだな~と気づきました。

『空は赤い川のほとり』『BASARA』『ふしぎ遊戯』『とりかえばや』…うわ、どれもめっちゃ好きだ…。

 

で、その中でも最近ヒットしましたのが『王国の子』です。

 

『王国の子』は私史上お気に入り歴史系漫画に堂々ランクイン

↑見出し何様だよって感じですが、すごく緻密に作られている漫画でした。

『王国の子』はイギリスのエリザベス1世をめぐる王家の運命をモチーフにした漫画です。

作中では「イギリス(イングランド)=ゼントレン王国」「スペイン=スーデル」など、国名はオリジナルになっていますが、登場人物は歴史上の人物と同じ名前が使われています。

 

私は世界史なんぞ「ギロチンをつくったのはギヨタンていう人なんだよ!」くらいの豆知識しか持っていない無教養なのです。

しかし『王国の子』を読んだら…。

 

なにこれ!イギリス王国史すっごくおもしろいじゃんかぁぁぁ!!!!

と驚きでございました。

 

世界史を覚えられない受験生も、とりあえず息抜きに『王国の子』読んだら、少なくともイギリス王国史のピークは学べるんじゃあーりませんか?

 

と言うことで、愛のあふれる『王国の子』レビューを…!

この記事はネタバレ含みません。

ネタバレありは別記事で。

 

 

これから『王国の子』を読んでみたい方へのおすすめポイント

『王国の子』のおすすめポイントは何!?と思う方へ。

ちなみに、こちらの漫画、エロはございません。

濡れ場皆無。(皆無は言い過ぎた)

少々のベッドシーンと甘酸っぱさはあるかもしれませんが、主にストーリーを楽しむ漫画でした。

(親の感覚としては、お世継ぎ作りとか、殺人とか出てくるので小学生におすすめはしないかな。

中学生なら私は全然読んでほしい。OK派です)

 

ではでは、以下おすすめポイント。

『王国の子』見どころ、まずは…、女装!!!

女装かよ、いきなり女装がおすすめポイントかよ、と思いますでしょう?

女装がかなり重要なんですよ!!!

 

『王国の子』は史実をもとにしたフィクション(創作)漫画です。

その一番の創作要素が「影武者」。

もう、作者様(びっけ先生)天才ですよね。本当に。

誰もが知る(私は知らなかったけど)イギリスのエリザベス女王の生涯。

「影武者」というオリジナル要素を入れることで、あんなにおもしろくなるなんて!

もしかしたら、本当に影武者がいたかもしれないし、もっとドラマチックな歴史があったのかもしれないな…、と想像するのが楽しくなります。

 

で、その影武者なんですけどね。

いや、これは序盤で出てくるのでネタバレでも何でもないのですが。

 

若い10代の王女、エリザベスの影武者を、町の舞台役者ロバートが務めることになるんです。

そう、つまり、ロバート(男)がドレス来て女装して王女になりきるんですよ!!!

なんというか、少年の柔軟さ(舞台役者だし女装も別にOK)と、色気と、頭の良さと、めちゃくちゃかっこいいんですよね。

 

 

 

よくある漫画みたいに、恥ずかしがりながら王女になりきるんじゃないんですよ。

ほら、良く「お、俺が女装…!?ふざけんな!はずかしいじゃねぇか…」的なやりとりなし!!

うんうん!!いらないいらない!!!

 

「そこは俺の出番だろ。エリザベスのふりは俺に任せろ」的な。

 

 

 

サクサクとドレスを着せられるロバート。カワイイかっこいい…。

 

で、少し話がそれるんですけど。
ロバートは少年ですし、中世的な顔立ち、スタイルなのですが、ドレスの違和感が全くない。
ロバートがスカートはいてても全然変じゃない。

そうやって、世はどんどんジェンダーレスになっていくんだろうなと少し感じました。

今はまだ、男性がスカート履いていたら「あれ?」という世の中かもしれない。
でも、女性がズボンを当たり前に履くようになったように。

これからは男性も自然にスカート履いても何の違和感もない世の中になっていくんだろうなと。
びっけさんの描く、かっこよく凛としたロバートを見ていてぼんやり感じました。

 

この『王国の子』の見どころは、コルセットでぎゅうぎゅうにしめられつつ、しれっと王女を演じるロバートがまずは1個めです!!!

 

『王国の子』を通じて初めて知る歴史がちゃんと面白い!

続いての見どころは、やはり歴史の忠実さ。

エリザベス女王の生い立ち、前王たちの波乱の治世、外国との政治的な交渉。

こういうの、大好きだ!

すごくドラマチックなんですけど、本当にこんな小説みたいな歴史あるの!?と思いまして。

後からウィキ等でググると、かなり正確に書かれているのですよね。

一部この漫画ならではの部分もありますが、エリザベス1世の時代は、こんなに波乱だったのか…。と。

かなり忠実だと感じましたので、歴史に興味を持つには十分だと感じました。

こうやって教養につながっていくのは楽しいですね。

 

 

ネタバレなしで描くのむずかしいな…。

 

『王国の子』はイケメン揃い

 

さいごのおすすめポイントはイケメンが多いことですね(浅はか)(そして大事)

エリザベスは優秀なイケメンに囲まれて、女友達には恵まれないんですよ(ふふふ…)

側近のウィリアム・セシル、影武者のロバート、

馬屋番のフランシス・ウォルシンガム

イケメン3名が、とにかく目の保養です!!!!

詳しく書きたいけどネタバレに近いからとりあえず以上!!!

 

さいごに

『王国の子』という、とても好きな漫画ができてうれしい…。

私は電子コミックで読んだけど、キンドルもあるし、なんなら紙バージョン書籍も欲しい…!

家に置いておいたら子供が勝手に読んで面白がってくれたらいいな~という漫画の一つですね。

ちなみに子供が勝手に読んだらいいな~と思って紙で買ってある漫画は他には『7SEEDS』と『彼女を守る51の方法』『動物のお医者さん』です。

 

では次の記事ではネタバレ編もどうぞお付き合いください…!!!

 

おまけ

ウィリアム。セシルの剣が、マントをひっかけているところとか、めちゃリアルで好きです…

ちなみに、私は貸本Renta!がお気に入りアプリでして、2019年1月現在2巻まで無料です。(全8巻あり)

読んだことない方は最初の2巻読んだらいいですよ~

はまって課金しちゃいますよ~ふふふふふ。

アマゾンのキンドルアンリミテッドにもあるっぽいです~

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