にじのあめこです。
先天的に苦手なものってあったりしますか?
高所恐怖症、ブツブツ恐怖症、他にも、きのこが食べられないとか、血が苦手とか、水が怖いとかね。
特に理由はないけど苦手なものね、克服する必要は全くないのですよ。
そして理由を深堀して向き合う必要も私はないと思う。
(よく漫画や小説で、なぜだめなのか、ちゃんと向き合おう!という表現があるけど、私は反対。)
理由がないけど怖いものは遺伝の可能性がある
私の持論ですが、生命の行動には、ほぼ遺伝子の思惑が絡んでいると思います。
誰もが若くて健康な女の子に惹かれるのは、「子孫繁栄」という遺伝的な大きな目的があるからなのですよ。
なので、死にそうな恐怖体験をした場合、その記憶は遺伝子に刻まれると考えられます。
「考えられます!キリッ」とか偉そうに言っていますが、学者でも何でもない私の勝手な考えですので…。
例えば、おぼれて九死に一生を得たら、「水は危険」と認識して水辺には近寄らなくなりますよね。
また、毒きのこを食べてしまい、九死に一生体験をしたら、きのこはもう食べなくなるのではないでしょうか。
「自分の生命を守るため」ひいては「子孫(遺伝子)を守るため」に、その時点でその人は進化するのだと思っています。
なので、その人が、九死に一生体験をして、深く恐怖が刻まれた場合、その恐怖の情報がその後生まれる子供に引き継がれていくのです。
山にいる動物は火をこわがりますよね。
私はこれは山火事の記憶が生き残った動物たちに遺伝子レベルで刷り込まれているからだと思っています。
また、人の中にも「ブツブツしたものが苦手」という人は多いのではないでしょうか。
これは近づくと感染するタイプの疫病が流行っていた時代の恐怖体験からだと考えられます。
マウスの実験の話
実際にこれに近い実験結果も発表されているようですね。
母親マウスにミントの香りをかがせると同時に電気ショックを与えるとミントの香りをかいだだけで怖がるようになる。
その後出産させた子マウスもミントの香りをかいだだけで怖がった、というもの。
詳しくはこちらの記事が解説してくれています。
同じ実験を人間ではしていないとのことですが、当然、同じ現象があり得ることだと思います。
生き延びるための恐怖なので、苦手は克服しなくていい
ということで、苦手なものは克服しなくていいのです。
というか、遺伝子レベルで先天的に刻み込まれてしまっているので、後天的にちょっと頑張ったくらいじゃその情報はなかなか消せないのではないのでしょうか。
きのこが食べられない子にむりやり食べさせなくていいのです。
血が苦手な子に血を見せなくてもいいのです。
高所恐怖症、先端恐怖症だったらとにかくそれを避ければいい。
子ネコは臆病なネコほど生き残ります。
「怖い」という感情はとても大事な事だと、私は思うのでした。