子供の習い事でプログラミング、ずっと気になっていました。ただ、費用も高いし、パソコンを教えるのも面倒だし…と、なかなか一歩踏み出せませんでした。
以前から知人の評判も良く、もし通えたら子供が喜ぶかも…?と思っていた【LITALICOワンダー】で「オンライン授業」が体験できると聞き、小3の息子と一緒に受講しましたら、すごく良さそう…!
LITALICOワンダーの特色とオンライン体験授業を受けての率直な感想、メリットデメリットをご紹介したいと思います。
もくじ
LITALICOワンダーって何?
【LITALICOワンダー】ってそもそも一体どんな教室なのでしょう?
ちなみに、「リタリコワンダー」と読みます。
私自身も、知人から聞くまでは存在すら知らなかったのですが、母体の(株)LITALICOは障碍者福祉のベンチャー企業だそうです。障害がある方の就労支援や、発達障害に特化したポータルサイト、学習塾の運営などを展開しています。
LITALICOワンダーは”試行錯誤することを通じて「創造力」を育むこと”を目的に開校したプログラミング教室です。
ゲームやアプリを作るコース、ロボットを作って動かすコースと、大まかに二つのコースがあります。
教育福祉の観点から展開
通常のプログラミング教室は、IT系の会社が母体となり「プログラミング知識をつけるため」に展開しているところが多いですが、【LITALICOワンダー】は「教育福祉」のスペシャリストが「想像力の育成」のために開校しているところがポイントです。
「プログラミング的思考力を身につけましょう」は、小学校でプログラミングの授業の必修化が決まってから、よく聞かれる言葉ですよね。
私が調べた他の多くのプログラミング教室では「必修化、入試対策、プログラミング的思考力」というワードが良く出てきますが、LITALICOワンダーはそのような文言はサイトではほぼ見かけません。
子供の「想像力育成」のために「デジタルツールを使おう」という方針が、独特であり、また、とても魅力的だな、と感じました。
一人一人に合わせた育成モデル、カリキュラムを展開
【LITALICOワンダー】では、画一的なテキストやカリキュラムがあるわけではなく、生徒一人一人に合わせたカリキュラムを組み、指導してくださるそうです。
「個人別のカリキュラム」ってこれまたよく聞くな~(笑)と思ってしまったのですが、そうではないらしい…!
「障害福祉」を専門エリアとして事業展開してきただけあり、子供の興味や、個性、ペースを尊重してくれる講師陣がそろっているそうです。
事実、体験授業でも子供のペースや発言をとても尊重してくださいました。
2020年4月より、オンライン授業開校
6年間、店舗で授業を開催していたそうですが、つい数か月前から、オンライン受講もスタートしたそうです。
担当の方は「コロナの影響もあります」とおっしゃっていました。
店舗の教室は「人気のため空きがない」とか、「電車で通わねばならない」と知人から噂レベルで聞いていましたので、オンライン授業の開校は大変ありがたく感じます!
お値段も現状はオンラインのほうが少しお安いようです。
近くに教室がなくても受講ができますし、とても画期的ですよね…!
プログラミングって習いごととして必要?
プログラミング、習ってまで必要なんか?と思いますよね。
通常の習いごとよりもお値段も高いですし、全員が全員プログラマーやIT系の仕事に就くわけではないのでね…。
私自身、1年弱Javaやデータベースの勉強をしたことがありまして、結論から言うと「知っておいて損はしない」という所感です。
インターネットや機械のプログラム、複雑になっていますので、仕組みを理解するのはなかなか難しいし、時間的にも費用も、様々なコストがかかります。
スペシャリストになる必要はないし、子供もITの仕事を希望しているわけでもありません。
ただ、個人的には、「プログラミングの知識」は今後、私たち30代世代における「PCスキル」「英語」のような存在感になっていくだろうな、と感じます。
できなくても仕事はあるし、生きていける。
ただ、下の世代に行くほど「常識」として身に着けているし、知っていたほうがあらゆる仕事はスムーズです。
ということで、マストではないけど、子供が楽しいならやらせてあげたいな、という気持ちでおりました。
では続いて、【LITALICOワンダー】のオンライン体験授業について書いていきますね。
LITALICOワンダーオンライン体験授業ってどんな感じ?
オンライン体験授業の流れとしては以下のようになります。
①サイトから体験授業申し込み
②メールで体験授業の日程調整が来るので返信
③日程確定後、必要なツール、サイトの案内メールを受信
④当日は指定URLからオンライン教室へ入り60分授業
⑤授業後、担当の方からフィードバックと入会に関する説明を受ける(約30分)
入会したければ来週から受講もできるし、考えたければ後日でOK、という流れでした。
オンライン授業で何をするの?
わが子はプログラミング未経験の小学3年生、「ゲームを作りたい」とのことで、「ゲーム&アプリプログラミングコース」を受講。
内容は「Scrach」というサイトで、簡単なゲームを作る、というものです。
60分で、「ネコがエンドレスに歩き回り、マウスポイントをあてると魚がついてくる」ゲームを作っていました。
必要なツールと設定は?
オンライン授業はもちろん自宅で受けるので、お家でもある程度の準備が必要です。
必要なデバイスは3個!
①デスクトップPC(インカメラ付き)
②タブレット
③マウス
①のPCでビデオ通話をしつつ、「scrach」というサイトでプログラミングを行います。子供が操作する画面は、講師に共有されます。
②のタブレットでは、指定のテキストを表示し、テキストを観ながら授業を受けます。
③マウスは特に指定されませんでしたが、あったほうがいいですね。子供が初めてタッチパッドで操作するのは、少し難しいと思います。
また、オンラインではzoomというチャットツールを使用しました。
PC用のzoomアプリがありますので、事前ダウンロードが必要。
我が家はすでにPCにDLされておりました。
やっておいたほうがいい事前準備は?
実際にオンライン体験授業を受講してみて、「やっててよかったな~」と思った準備についてです。
背景を掃除しておく
当たり前ですが、オンラインで部屋が少しうつるので(笑)
まあ汚くても別に気にしないのですが、画面にうつる場所に下着が干してあったりすると気まずいので…
マウスの練習
わが子は小3なので、小学校でパソコンの授業を受けたらしくマウスの操作は比較的大丈夫でした。
しかし事前に、クリック、ドラッグ、ドロップの練習を軽くしておいたので、授業もスムーズでした。
Deleteキー、半角/全角キーを教えておく
倍率など、数字を消して入力する場面があるのですが、もたつきました。
先生が画面でキーボードを見せて教えてくれるのですが、うちのパソコン画質が悪くて見えなくて(笑)
私が出しゃばり、授業の途中でDeleteキーにシールを目印として貼りました。
親はそこまで介入しなくてもOK
隣で見ていると、つい、「クリックはここだよ」等教えたり、講師との間に通訳として割って入ってしまいそうになります。
体験授業は親が同伴必須ではあるのですが、最初のオリエンテーションだけ同席したら、あとは多少まごついていても、黙って見守っていたらいいかな、と思いました。
子供も、親が口出ししなければ「わからない」など、自分で講師に聞いて解決しているように思います。
オンライン体験授業の感想は?
【LITALICOワンダー】のゲームコース、オンライン体験授業を受けてみた感想です。
我が子にはすごく合っていました。
オンラインの双方向授業、割とできるもんだな…?
我が子はぼそぼそしゃべるタイプで、反応も薄め…。オンラインで講師が「どんなゲームが好き?」と話しかけていても真顔で「…。…。…。わかんない…。」とボソッと言っていました。通訳いる?通訳ママいる?と思いつつ、ぐっとこらえて見守っていたら、そのうち和気あいあいと授業を進めていましたよ。
PC操作、できるんか…?と不安に思っていましたが、子供のポインタが迷っていると、講師の方が「ここをクリックするんだよ~」と、画面上で色や印を付けてくれたりします。(す、すご~!)
子供のペースを尊重してくれる
一つ一つの選択や動作を褒めてくれるので、とてもうれしそうでした。「お、もう覚えたんだね」「それいいね!」など、さりげない…!
また、キャラクターを選ぶシーンや、大きさを決める時にも「どれがいいかな?」とじっくり待ってくれていました。60分でゲームを完成させねばならないので、親としては「早く決めてあげたほうが…!」と内心焦ってしまうのですが、講師はせかすことなく待っていてくれましたね。
そういった褒めて伸ばしたり、子供の個性を尊重してくれる講師がそろっているところは、LITALICOワンダーの強みなのだそうです。
プログラミングと言うよりは、まずはPC操作
うちはそもそも子供にPCを触らせていませんでしたので、操作を丁寧に教えてくださるのには大変助かりました。
「プログラミング的思考を…」と期待して体験を受講すると、少し物足りないかもしれません。
60分という時間は短いので、なかなかバチっとゲームを作れるわけでもないですしね。
Scratchのパズルは大人から見ると一見簡単そうに見えますが、if文、for文が自然と体得できますので、やっていくうちにしっかり身につきそうだとは思います。
何歳から受講できるの?
何歳から【LITALICOワンダー】を体験受講できるか、という点ですが、一応年長~OKのようです。
これは個人差があるので何とも言えませんが、うちの第2子、年長さんです。
今日の第1子(小3)の様子を見ていて、第2子(年長)の受講はきびしいなと思いました。
・ひらがなが読める
・「くりかえす」「とまる」「マウスポインタ」を理解できる
・作りたいゲームがある
この辺りをクリアできれば、年長さんでも受講したら面白いと思います。
scratchのコードを組むにも、「ひらがなで書かれたパズルをさがしてドラッグしてくる」必要があります。また、キャラクターの大きさや速度を変えるのに数字の入力も。
数字やひらがなが読めない場合は、少し時間がかかってしまいそうだな、と感じました。
小2~小4あたりが、スタートするにはベストかな~という私の所感です。
(だってほら、お高いし…)
オンラインと、通学、料金は?どちらがいい?
【LITALICOワンダー】のプログラミング教室を受講するとして、オンラインと通学、どちらがいいのでしょうか。
遠方の場合はオンライン一択でしょうが、通える範囲に教室があると迷いますよね。
オンラインと通学の料金の違い
オンラインと通学、大きな違いとして、料金と時間が異なります。
(2020年7月現在です)
オンラインは1コマ60分、通学は90分です。
時間が違うため、月額料金も異なります。
・オンラインは18,000円(税別)
・通学は24,000円(税別) …教室運営費、テキスト代込み
※どちらも週1回×月4回の値段
オンラインの場合は時間が短く、PCを家庭で用意する必要がありますが、その分月額料金も抑えめです。
オンラインと通学、どちらがいい?
オンラインと通学、どちらがいいのかというところですが、我が家はオンラインで申し込みました!
一番大きいのは受講の決めては値段です。
また、送迎が面倒!電車で送迎、面倒!一応尋ねましたが、子供も「行くのめんどくさい…」と言いましたよ(笑)
通学のほうが、お友達もできて楽しいかな…?と思いましたが、オンラインでもグルーピングはされるようですね。
オンライン、通学ともに、通常2~3人のグループに講師が一人つく形で、お互いの作品を発表しあったり、作ったゲームで遊んでみたり、アウトプットの時間を大切にしているそうです。
オンラインについては、最初の2か月はマンツーマンでPC操作やzoomに慣れ、その後グルーピングをしていく方針だという説明を受けました(マンツーマン、それはラッキー!)
うちの子は集中力の面でも、90分より、60分くらいが限界かな…?と感じます…。
LITALICOワンダーの良い点とデメリットは?
ここまで書いてきて、私が思うLITALICOワンダーの良い点とデメリットを挙げたいと思います。
良いと思った点
講師が子供を伸ばそうとしてくれる方針がとてもいいです
知識をつけさせるためではなく、「想像力をはぐくむ」のが目的になっているのが子供主体でとてもいいと感じます。決まったカリキュラムではなく、「子供がやりたいこと」を伸ばしてくれる方針が我が子には合っていそうです。
オンラインで受講できるのはかなりメリットが大きい
わざわざ出かける必要がなく、通学往復、送迎の時間もかからないので家族にとって省エネ。
そのうちオンラインの設定などもすべて自分でできるようになると思うので、受講の間は用事を済ませに外出したりできるなぁ~とも思っています。
PC操作を覚えられる
実はPC操作は必要だけど、いつ、どうやって子供に教えようか…と思い悩んでいました。
マウス操作やキーボード操作を自然と覚えてもらえるのはとても助かります。
デメリットだと感じる点
値段が高い
月4回で約2万円なので、よくある習い事の2倍近い値段です。1回あたり約5000円!?
うちは習い事をほとんどしておらず、本人もあまり「やりたい!」と言わない彼が「やりたい!」と言い出したのでここはぐっとこらえて入会です!笑
機器設定が面倒
オンラインだ彼ではありますが、PCを準備したりzoomのアカウントをとったり、面倒…。でもゆくゆくは必要なことなので、頑張って設定します…。
モノづくりに対する熱意がない子には向かないかも
ゲームが大して好きでなかったり、「作りたいものが特にない」という子は、もしかしたら飽きてしまうかもしれません。私なんかは多分あまり楽しめない気がします(笑)
最後に
ずっと子供にやらせてあげたいな~と思っていたプログラミング、良さそうな教室が見つかって本当に良かったです。
【LITALICOワンダー】の体験はオンラインでもお手軽にできるので、興味があれば一度受講してみて、お子さんの反応をみてみるのもいいかもしれません!