ハローワークの人も言っていた。「子供が小学校1年生になるタイミングで、新しく仕事を始めるのは絶対にやめたほうがいい」と。
私も同じように感じます。
小学校1年生は!!!まじで!!!大変だった!!!!YO!!!
小学校1年生が「小1の壁」と言われる理由が、小1になってようやく分かったのです。
これは実際に経験してみないと分からない類の壁かもしれません。
「小1の壁」は、「学童がみつからない」とか、「時短が終わってしまう」とか、そういう物理的な問題だけではありませんでした。
小学校一年生は親のタスクが多い
とにかく、「親がやることが多い」これが私の小1の壁でしたね…。
保育園は、ある程度おまかせでいいというか、先生方が子供をしっかりケアしてくれている感じがありました。
ひとりひとりの成長度合いに合わせた保育プランを作ってくれ、心のケアをしてくれ、ケガをすれば親に報告してくれます。
でも小学校は違う。
さすが義務教育と言うかなんというか。
保育園では「一人一人の個性を大切に」と保育してくれていたのに、小学校に入った途端「みんなと同じペースで歩いていく」ことが必要になるんですよね。
すべては「自主性、自己管理」と言った風潮があるのです。
そんな中、当然ながら低学年の子どもは自分で自分のことなんかできないわけで。
時間割の管理、宿題、勉強でわからないところ、傘の差し方から鉛筆の削り方。
全て親が教えるもしくはサポートするんですよ!!!
もうね、宿題は本当に本当に大変だったのですけど、親の宿題でしたよ、もはや。
準備も宿題も、「子供にやらせる」のが大変だった
そう、「子供が自分でできるように指導する」のが超大変だったのですよ…!
持ち物の準備も、夏休みの宿題も、私がやれば2秒で終わるのですけど、当然それでは意味がなくて。
幼児であればある程度親が準備してしまってもよかったのですが、小学生ともなると、自分で準備して持っていき、学校で提出せねばならない。
それを伝えるのが骨が折れましたね…。
もう少し成長して4年生以上なら。
ある程度子供の自主性に任せるのもいいと思うのですよ。
「忘れ物したら困るのは自分でしょう」
「宿題やらなくて困るのは自分でしょう」
そういう教育方針をとる家庭もあるかもしれません。
(我が家はどうするかわからないけど)
でも小学校1年生はそうもいかない。
親が或る程度手出し口出し指導してあげないと、子どもは「時間割のそろえ方」すらわからない状態なのです…。
読み書き計算ができないまま3年生、4年生に上げてしまうと、その後が辛かろう…と思ってしまうのです。
宿題が大変だった。とにかく宿題が大変だった。
「宿題が大変で…」とぼやくと、「学童で宿題やるでしょ?」と100回くらい言われました。
夫にも、担任にも、ママ友にも言われました。
そう、学童で宿題やる時間はあるのですけど、やらないのです。
学童で宿題タイムはあるものの、息子は
・宿題のやり方が分からない
・何が宿題かわからない
・授業を理解してないのでドリルを解けない
という状態で、学童ではほとんどお絵かきと読書をしていたようです。
学童指導員の方も人数が少ないので、個別指導はできず。
結局1学期は19時に帰宅してから2時間くらいつきっきりでかかっていましたね(地獄)
その後、感情を割り切ったり勉強方法を工夫したりして、3学期の今ではようやく音読、計算カードのみ家でやるようになりました。
長かったなぁ…(遠い目)
学校の行事が多かった
特に4月は様々な親出動の行事が多く大変でしたね。
4月だけで5日間くらい小学校へ行った様な気がします。
入学式、登校班顔合わせ、初下校で行方不明になって呼び出し、授業参観、引取り訓練、PTA顔合わせ…涙
その他にも運動会が土曜日だったら翌週の火曜日は振替休日だし、分からないことだらけで戸惑いました。
土曜日に学校公開やらお祭りやらで行かないといけないことも多く、土日仕事の私は調整が大変でした。
土曜日の行事はほぼ夫に任せるようにし、授業参観も仕事が休めないときは夫に年休を取得してもらいました。
とにかく、今までは私が都合をつけて子供のことをすべて対応していましたが、上の子の小学校の入学を機に回らなくなりました。
夫が育児に参画できるようになってきたのでいい機会だったと思います。
小学校入学に合わせて親が環境を変えないほうが無難
結論としてはこれ。
すでに働いている親は、職場を変えずに乗り切ったほうが良いです。
子供も親も環境が大きく変わる中で、自分が仕事でいっぱいいっぱいになってしまうとかなり辛い。
新しい職場で新しい人間関係を築きながら小1の壁をのぼるのはかなり大変。
「仕事をしていなかったけど、子どもが小学校に入学したら仕事始めようかな…」と思っていた場合は、少なくとも小1の4月に始めるのは避けたほうがいい。
どうしても始めるなら、夏休み明けなどがおすすめです。
なんだかんだ大変でしたがこの1年、なんとかなりました。
ただし夫がいるなら夫婦で分担しないとかなりきついし、シングルならファミサポや親せきづきあいなど、手数を多く持っておいた方が良いです。
社会も保育園もどんどん時代とともに進化しているのに小学校だけはかなり遅れている印象。
仕事をしている親がスムーズに1年間を過ごせる仕組みは整っていません。
小中学校のもろもろの仕組みはもっと変わっていったほうが良いと思います。
教師をはじめとした学校関係者は当然感じているでしょうし、いずれおおきく変わっていくはず。今は過渡期だとも言われています。
が、組織があまりに大きいのでそう簡単にもいかないでしょう。
それであれば、最初の1年は、親は時間も心もなるべく余裕を開けておいた方がよかったな、という私の所感でした。