にじのあめこです。
先日6歳の子供が怪我をしまして、全身麻酔の手術をしました。
全身麻酔にはせん妄の症状が出るとは聞いていましたが、実際に見ると驚き、胸が締め付けられました。
もくじ
骨折してから手術、退院するまでジュースを飲めなかった息子
今回の骨折事故はとても慌ただしかったのです。
骨折→接骨院へ急行→総合病院へ急遽向かう→緊急手術
という、かなりバタバタとした一日でした。
息子は骨折してタクシーで移動している際に痛みをこらえながら「喉かわいた!リンゴジュース飲みたい!」と言いました。
私は「病院についたら買って飲もうね」と伝えていました。
ところが、病院についた後も大変慌ただしく、緊急手術の可能性もあったため「飲食一切禁止」となってしまいました。
その後、手術は翌日実施することになったのですが、小児病棟へ入院してしまったのでジュースNG。
息子はリンゴジュースを飲むことができずに手術に臨むことになりました…。
翌日も手術まで点滴のみ、絶食の息子
手術は翌日昼と言われていましたが、結局夕方にずれ込みました。
息子は朝から絶食状態。
「おなかすいた、なんか飲みたい」と繰り返していて、「手術だから我慢しようね」と話していました。
若干6歳で、いきなり入院。
両手も封じられて、肘は痛いし、そんな中で騒がず我慢しており、親としてはとてもけなげに見えました。
(片方は骨折し、片方は点滴をつないでいたため、両手が使えない状態でした)
手術から帰ってきて、目覚めた息子はせん妄で大暴れした
手術は1時間ほどで終了し、麻酔からも無事目覚めて一安心していました。
私がいるのに気づいた息子は「水!水が飲みたい!!」と大声で叫び始めました。
手術中は麻酔の管を喉に入れていたので、その違和感が残っていたのでしょう、喉がおかしいから、水をくれ、と繰り返し訴えました。
しかし、麻酔から目覚めた後6時間はこれまた飲食禁止。
うまく飲み込めず、肺に入ったりする恐れがあるためだそうです。
普段比較的穏やかな息子が、足をじたばたさせ、病棟に響く声で「水!水!」と暴れる様子に驚きました。
それと同時に、骨折してからジュースも飲めず、食事もできず、手術にも耐えたのに水の一滴も飲んではいけない息子が、かわいそうで仕方ありませんでした。
何もできず、ただ「つらいね、頑張ったね」としか声をかけられず、暴れ続ける息子に声をかけることすらできなくなり、ただ座ってみていました。
普段あまり感情が揺さぶられることはないのですが、私も多少動揺していたのでしょう、息子を見ながらぽろぽろと涙があふれてきました。
もしこのまま眠って万が一目覚めなかったらどうしよう、とまで思った。
看護師さんが「麻酔の後はみんなこうなるんですよ。一度寝たら落ち着きますから安心してくださいね」と声をかけてくれました。
少し安心したものの、一度寝てそのまま目覚めなかったどうしよう。
私はリンゴジュースも水も、飲ませてあげられなかったことを一生後悔するはめになったらどうしよう…。
とまで考えてしまい、涙が止まらなくなってしまいました。
そうこうしているうちに暴れていた息子はスヤスヤと寝息をたてはじめ眠り、私も一時帰宅しました。
すっきりさっぱりの翌日
次の日迎えに行くと、病院の朝食を山盛り食べてルンルンの息子がいました。
「退院したらステーキが食べたい!」
と笑顔の息子に心底ほっとしました。
そして退院時にはりんごジュースを買い、帰宅したらジョナサンのサーロインステーキをデリバリー注文しました笑
息子にさりげなく聞いたら、麻酔明けに暴れた記憶はないようです。
次の手術が少し怖い
骨折部をワイヤー固定しているため、ワイヤーを抜く手術が待っています。
息子も、病院に嫌な記憶はないようですが、やはりどこかで辛かった印象があるらしく、通院すると「…今日切る?ご飯抜き?」とか聞いてきます。
麻酔や手術は、何回経験しても「ちゃんと目覚めるのだろうか」「後遺症はないのだろうか」とハラハラするなぁと思いました。