ただの日記

初めて知った多産DVについて思ったこと

先日、ツイッターでこんな内容のツイートが目に留まりました。

 

 

「産婦人科医は、多産の場合、DVかもしれないと念頭に置いて診察する」

 

これは私にとっては目からうろこのツイートで、想像したこともなかった内容でした。

 

 

年子、間に中絶、3人~5人の子だくさんはDVの可能性を疑う

 

そのツイートから読み取りましたのは、「年子、間に中絶してる、3人~5人以上の子だくさん」の場合は、診察時に慎重にするということでした。

もちろん、子供が多いからと言って必ずDVであるとは限らないと、ツイ主の方も補足されていました。

 

間を開けずに性行為を繰り返し、女性にとって身体的な負担が大きい妊娠を繰り返す。これは夫婦生活に不自然な歪みがある可能性があるのではないか?ということですね。

 

 

続く多産は、合意や避妊のない性行為の可能性があるということ。

確かに言われてみれば。

妊娠、出産は女性にとってリスクが高く、体力を搾り取られ、生活行動が制限されるものです。

妊娠出産自体は、望んでするのであればとても喜ばしいですが、そうでない場合は女性側の負担が計り知れないほど大きい。

 

だからこそ、セックスは両者の合意、避妊がマストであるのだと思います。

 

出産が続く多産の場合は、その「合意」「避妊」がされていない可能性がある。

つまり、男性側が女性側の意志を無視して性行為に及んでいる可能性があるということですね。

 

多産は妊娠、出産を続けることで、身体的にも経済的にもしばられる女性の影がある

補足を何度も言いますが、望んでいて、幸せな子だくさん家族もたくさんあると思います。

しかし、もしかしたら意識せずにDV被害者になっている女性がいるかもしれないと想像することはとても大切なことだと思うのです。なので、記事を書く事を続けますね。

 

妊娠中はつわり等で体が健康時と違う状態になります。

私は2度の妊娠でつわりが重くつらかったタイプ。
ですので、「3人目の子供がいたらにぎやかだろうな」と、ふと思っても「いや、またあのつわりを体験するのはつらいな」と思いました。

また、子育てもワンオペ時間が長いので、これで「子供3人を心穏やかに育てるのは、今はできない」と感じました。

 

出産するときは働くことができませんので、経済的にも自立ができません。

経産婦を守るため、産後6週間は勤務させてはいけないという法律があります。

つまり、妊娠すれば必ず仕事を休まざるを得ないし、休む分、「以前の職場へ戻れないかもしれない」と雇用の心配事は増え、経済的な自立が難しくなりますよね。

 

妊娠出産や、子供たちは、社会にとって素晴らしいことです。それでも、やはり身体的、経済的なリスクが付きまといます。

 

多産を重ねることで離婚できなくなる

妊娠、出産で経済的に縛られる側面があることは書きましたが、子供を産めば生むだけ、「子育て」する期間が長くなります。

乳幼児を育てながら、家事育児をしながら社会で金銭も稼ぐのは容易なことではありません。

 

子供がいればいるほどお金はかかるのに、自分は子育てを任され、妊娠出産が続き、働けない。となれば、夫の稼ぎに頼らざるを得ません。

働けない期間が長いほど、再就職は怖くなりますし、ハードルが上がっていきます。

 

したがって、パートナーである夫と望まない関係が続くようでも、離婚しにくくなってしまうのです。

自分一人で何人も子供を引き取ってどうやってやって生きていったらいいのか…。

そんな風に考えれば、夫と関係を断ち切りたくても踏み切れない場合もあるでしょう。

 

 

女性が被害者だと意識せず、多産DVを受けている可能性も

私自身、ツイートを見るまで

「避妊なし、合意なしの性交渉を重ねて子だくさんになる場合がある」ということを想像すらできていませんでした。

なので、女性自身が「自分は本当は望まないのにこの環境になってしまっている」と気づけないこともあるのではないでしょうか。

そういった意味でも、この事実と考え方を知ることができてとてもよかったと、私は感じます。

 

 

さいごに

 

余りに衝撃だったので、推敲せずに書きなぐってしまいました。

読んだ方がご不快に感じられたらすみません。

 

また、自分が大家族の子供だという方が「多産DV」という言葉を知った時。

必ずしも母親がDVされていたわけではないということを心に留めて頂きたいです。

幸せで、夫とも仲が良く、子供は自然に任せてたくさん産みたい!そんな女性だってきっとたくさんいます。

 

私だって、つわりが軽くてお金がたくさんあれば、孤独に育児をせずにたくさんの子供たちに囲まれてワイワイ生きたいな、と憧れることもありますもん。
身体への負担、仕事への負担、育児の負担がなければ、出産して子供と過ごすのは本当に楽しいですよ。(負担ゼロはなかなか難しいですけどね)

元ツイの方もおっしゃっていましたが、「あくまでDVの可能性を疑いながら」という点は大切です。もし幸せでない女性とその子供がいるのであれば、そうでなくなるように社会が動いていく必要がある。

そのための啓蒙だと思います。

 

POSTED COMMENT

  1. あー\(◎o◎)/! より:

    はじめまして。この記事を読んで初めて自分が多産DVの被害を受けていたのかも、と思いました。もう離婚しましたが、経済的に子供3人を引き取れず、周りからあることない事言われていた時期があったことを思い出しました。離婚させないために「もう一人産め!」と言って無理やりしようとした元夫と縁が切れて今はとても幸せです。いきなり失礼しました。

  2. うちと同じ。 より:

    いきなり失礼いたします。

    私が、まさにその状況です。
    子どもが8人おり次を妊娠しています。

    子どもがたくさんいると仲良し夫婦だと思われがちですが違うんです。

    だけど子ども達に罪はなく
    可愛い子ども達に囲まれているのに中絶など考えられません。

    眠いときには寝ましょう、の言葉に涙が止まりませんでした。

    時間など構わない性行為。

    自営業なので
    ちょくちょく帰ってきては迫られます。

    自分の都合で起こされますし
    お酒を飲めば話が通じないので最悪です。

    トイレに逃げれば鍵を開けられる始末。

    限界です。

    身体は悲鳴をあげています。

    妊娠すれば妊娠の心配をしなくていいから、なのか
    尚更エスカレートします。

    うちは、何かを手伝ってもらえば
    お返しに迫られます。

    性行為をしなければ口も聞いてはもらえません。

    私も心から穏やかに眠ってみたいです。

    子煩悩な旦那さまを見かけると

    奥さまは子ども達は大事にされているんだろうな、と切なくて苦しくなってしまいます。

    子ども達が学校を休んだりすると
    機嫌が悪くなり
    うんざりしています。

    子だくさんなのにも関わらず
    家庭に全く無関心で独身のように振る舞う夫とどうやって離れようか、と今必死に悩んでいます。

    パニック持ちですが
    元気な赤ちゃんを産み
    可愛い子ども達とみんなで心から幸せに暮らせるように頑張ります。

    私の気持ちを代弁していただいているようで
    とても救われました。

    本当にありがとうございました。

  3. 名無し より:

    私も多産DV受けてたんですね…
    3人出産しましたが、3人とも出産前日まで週5~7でありました。拒否してもセックスしようとするんですのね。妊娠中出血があって2、3日何も無いと思ったらそれからまた連日セックス。産後1~2週間で痛いと泣いても無理やり襲われました。
    2人目が5ヵ月の時に3人目ができ、結局離婚しましたが、いろいろあって元夫に襲われて妊娠。泣く泣く中絶を選びました。最近のことです。

  4. 5児の母 より:

    ウチも多産DVだったようです。
    授かり婚で2人目までは希望していましたが、2人目育休明けにリストラにあい転職。転職先で認められて時給1200円から月給30万の提示を受けて、よしやるぞというタイミングで3人目妊娠。悩んで保育園の先生に「授かりものだから」と諭されてこれで最後と出産決意。それなのに、3年後に4人目妊娠で中絶。その2年後に5人目妊娠。中絶経験がトラウマで出産。最後の出産は年が離れた第4子がひとりっ子状態になるのがイヤで初めて私の希望で作りました。で、やっと避妊リングを挿入して妊娠が終わりました。

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